【実話】高校3年生の夏。フィリピンパブに通うクズな父親に憎悪を抱く【浮気・不倫】
・僕(日本人)
・父(日本人)
・母(日本人)
・カトリーヌ(フィリピン人)
高校3年の夏。
僕は高校生だった。高校3年生だった。受験生だった。
そんな息子の大事な時期に父親はフィリピンパブに嵌っていた。
フィリピンパブ。
受験生がいる。妻もいる。
にもかかわらず父親はフィリピンパブに夢中になっていたのだ。
僕はそんな父親を軽蔑していた。
受験を控えた夏の日。
突然、父親が家の中で英語交じりの会話をするようになった。

おっと、国際的な俺が思わず英語出てしまった。マイッタマイッタ
と、馬鹿なことを平気で言う父。
僕はイラッとする。
何が国際的な俺だ。馬鹿か。フィリピンパブに通っているだけの浮気者だろうが。
父親は苛立つ僕に話しかけてくる。鈍感で自己中なのだ。こんな父親の血が自分にも流れているのかと思うと嫌悪感を感じた。

いやぁ、カトリーヌ、僕ばかりに話しかけてくるんだよね。国際的な男はツライね。モテモテで
と、夕飯時に喋ってくる。
黙れ!
僕は心の中で毒づく。気が弱い僕は心の中だけでしか毒づけない。
カトリーヌなんて奴知らねーよ。ああ、イライラする。なんでこの父親はこんなにも無神経なんだ?
母親も当然、僕と同じようにイラついていた。その汚物を見るような目を見れば父に嫌悪感、いや、憎悪を抱いているのがわかる。
急速に悪くなる父と母の関係。
離婚の二文字が否応なしに僕の頭に浮かんだ。
離婚が現実になる!と思えるような修羅場が発生した。
両親と3人でカラオケに行ったときのことだった。
3時間で入って、父が1時間ほどでフィリピンパブに行くために抜け出した。
母がそれを追いかけて出て行く。
自分は一人置いてけぼり。結局2時間ほど一人カラオケ。
その後、父⇒母の順に帰ってきて会計をすませる。
その後、なぜか父が激昂。

お前どこ行ってたんだ!!浮気か!!
と、妻を責める父。
なに言ってんだ?この父親は?浮気しているのはお前だろ。なのに妻の浮気を疑うなんて。身勝手すぎる。
こいつ、死んだほうがいい!
僕は本気でそう思った。
浮気を疑われた母は泣いた。
僕は父の胸倉を掴む。
僕「ふざけんな!!それでも父親か!!」
殴りたかった。本気で殴りたかった。
人生でこれほどまで誰かを殴りたいと思ったことはなかった。誰かの胸倉をつかんだのも初めてだった。
そんな初体験ができてしまうほどに強い怒りを僕は感じていたのだ。
一度殴りだしたら死ぬまで殴り続けてしまう。
心のどこかでそう判断したのだと思う。そう判断したから僕は父親を殴らなかったのだと思う。殴らずに怒りで顔を紅潮させた状態のまま家を飛び出たのだと思う。
もし、あのとき、父親を殴っていたらと考えるとぞっとする。きっと殺すまで殴っていたに違いないと思った。
その後も父と母の関係は改善しなかった。
僕と父は冷戦状態。
父親のフィリピンパブ通いは継続。
反省も成長もない父親だと思った。
こんな男とはさっさと別れたほうがいいと思った。
だが、母は別れなかった。
自分が大学に通うため一人暮らしをすることになったあとも母は離婚しなかった。
理由はわからない。わからないまま時は流れた。
おわり