【実話】不倫女が語った衝撃の真実。僕はホストの子供。家族とは?【不倫・浮気】
・僕
・父親
・母親
・不倫相手(父の浮気相手)
僕が中学生の頃。
父親が不倫した。
母を裏切った父に怒りを抱く僕。
そんな僕に父は言った。

お前は俺と来い

嫌だ!不倫した父親なんかと暮らしたくない!血が繋がってるのも嫌なのに!

俺とお前は血は繋がってる。だが母さんとお前は繋がってない。だから俺と来い
衝撃の告白!
なんと僕は昔親父が浮気して出来た子供だったのだ。
実の母親と思っていた母親は実の母親ではなかったのだ。義理の母親だったのだ。
①親父、上司の娘である母親が結婚
②その後浮気
③浮気相手が俺を産んで逃げる
④お袋は血縁関係のない俺を我が子として育てる
⑤戸籍上も全部夫婦の子供として俺は育つ。
⑥逃げた不倫相手と親父が再会
⑦親父元上司の母方祖父が死亡。開放感を感じた親父は不倫相手と再び不倫を始める
⑧母親に不倫がバレる
これが僕が父の不倫を知るまでの経緯だ。
僕の実の母親が不倫相手。しかもその不倫相手は僕を捨てて逃げた。そんな不倫相手と父はヨリを戻そうとしている。僕がずっと実の母親だと思っていた女性を捨てて。
親父のしようとしていることはどう考えてもまともではないと思った。
だけど、僕には、血縁関係のない母親との暮らしを続ける自信がなかった。こんなろくでもない男と女の子供のために母の人生を使ってほしくなかった。
だから僕は親父とともに家を出た。
そして親父と不倫女との3人暮らしを始めた。
この時、僕は中学生。
中学生には重い現実だった。
グレて親父と不倫女に迷惑をかけてやりたい気分だった。
でも僕はグレなかった。
育てた人間の躾が悪いと不倫女に言われるのが嫌だったからだ。
こんなモラルの欠如した不倫女に育ての母の悪口を言われるのはぜったい嫌だった。
だから無駄して優等生を演じていた。
親父はかなり年下の不倫女と籍入れた。
俺を産んだ時、不倫女は15か6だった。当時は年齢ごまかして水商売してたらしい。
親父は不倫女が「若くてかわいい」と言った。「前の妻は年とってる」とも言った。
こんなゲスな親父の血を引いているのかと思うと強い憎しみを感じた。同時に強い自己嫌悪も感じた。
そのうち、コイツらのこと、刺してしまうかもしれない。
そう思った。
刺せば育ての母に迷惑がかかると思い、必死でドス黒い感情を抑えていた。
そんなドス黒い感情に悩まされていたある日、酔っ払った勢いで不倫女がとんでもないことを言い出した。

お前は実は親父の子じゃない
と、不倫女は言ったのだ。
親父が僕の実の父ではない…
じゃあ、僕の本当の父親はだれだ?
僕は不倫女に聞いた。
①遺伝子上の父親はバンドデビューを目指しながらホストやってた男。
②そのホスト男の子供を不倫女は産んだ。
③その子供が僕。
④不倫女はそのホスト男に子供いらんと言われた。
⑤不倫女は父親に子供の僕を押し付けてそのホスト男のところに行った。
⑥ホスト男が暴力ヒモになったから逃げて親父のとこに来た。
⑦そして再び父親と不倫。
と、不倫女は酔った勢いでカミングアウトした。
カミングアウトしたことを次の日には忘れていたが。
だが、僕は忘れなかった。忘れられるわけなかった。
僕の実の父親は、今の父親よりもクズな男だったのだ。
つまり、僕はクズ男とクズ女の間にできた子供だったのだ。
僕がずっと血のつながりがあると信じていた人は全員血のつながりがなかったのだ。
僕は狂ったみたいに笑った。ヒステリックに笑い続けた。泥酔状態の不倫女の前で。

うるさいわね。笑うなら外で笑いなさいよ。馬鹿息子。笑い方があいつそっくりなのよ。むかつく。
殺してやろうかと思った。
本当に殺そうと思った。
でも、実行しようとしたとき、育ての母親の顔が浮かんだ。優しい育ての母親の顔が。
不意に悲しみが込み上げてきた。
僕は家を飛び出し、育ての母に会いに行った。
母は自宅にいた。
会わす顔がないと思ってたがお袋は迎え入れてくれた。
母親の顔を見ると我慢していた涙が溢れてきた。
母親は僕を抱きしめてくれた。僕は赤ん坊のように母に背中を擦られながら泣き続けた。
僕は母と暮らすことにした。
親父に不倫女から聞いた真実は話さなかった。誰にも話したくなかったからだ。
でも、いつかは育ての母親には話そうと思っている。僕のために親父から親権をとってくれた母親には話すべきだと思っている。
だって僕と母親は家族なのだから。
おわり