好きな人の真似をしたくなる5つの理由 『ミラーリング効果』が生じる理由
仲の良いカップルが同じアイスを同じタイミングでぺろぺろと舐め舐めする。
仲の良い友達同士が同じようなタイミングで同じ飲み物を飲む。
そういう場面を見たことがある人いると思います。
僕も見たことあります。
見ただけじゃなく、僕自身も好きな人と同じ行為をしてしまったことがあります。
彼女がくしゃみをしたとき、そのあとくしゃみをしてしまったことがあります。
意図的にくしゃみをしたわけではありません。
無意識にくしゃみがしたくなり、我慢できなくなってくしゃみをしたんです。
このように好きな人の真似を無意識に真似てしまうことをミラーリング効果といいます。
なぜミラーリング効果は生じるのでしょうか?
その理由について語りたいと思います。
ミラーリンク効果が生じる理由
理由1、好きな人を肯定するため
好きな人の真似をするという行為には、あなたの行為を肯定しているよというメッセージがこめられています。
だから真似をされると嬉しいんです。
真似をする人はそれがわかっている。
だから好きな人の真似をしてしまうんです。相手を喜ばせるために。
真似をして、肯定の意を示すして、好きな人を喜ばせるために、真似をするんです。
人は肯定されることが好きな生き物です。
それがわかっているから好きな人の真似をするんです。真似をして、肯定の意を示すして、好きな人を喜ばせるために。
「ミラーリング効果」は、お互いの愛情が高まっているときに、頻繁に生じると言われています。
愛情が高まると好きな人のことをより喜ばせたいと思うからミラーリンク効果が生じやすいんです。
理由2、不完全さをなくしたいから
人間は不完全な生き物です。
不完全だということは理性的な人間なら誰でもわかっていることです。
わかっている人間はその不完全さを解消したいという願望があります。その願望は常に心のどこかにあります。
その願望がミラーリンク効果を生じさせるんです。
好きな人の真似をすることで不完全さをなくす。
そのために真似るんです。
理由3、変身願望を満たすため
人には変身願望があります。
男性は女になってみたいという願望があります。
女性には男になってみたいという願望があります。
その願望を少しでも満足させるために好きな異性の真似をするんです。
少しでも異性の気分を味わうために。
好きな異性は自分の理想
好きな異性は理想の異性です。
その異性になってみたいというのは自然な感情です。
だから人は好きな異性の真似を無意識にしてしまうんです。
その異性に少しでも自分を似せるために。
自分の変身願望を少しでも満足させるために。
理由4、好きな人のことを知るため
人には好きな人のことを理解したいという願望があります。
相手の真似をすることによって相手のことを理解できることがあります。
だから人は好きな人の真似をするんです。真似ることによって相手のことを少しでも理解するために。
いう話をよく聞きます。
なぜ母親の気持ちがわかったのか?
娘が母親と同じ立場になって、母と同じ行動をしたからわかったのだと思います。
『相手と同じ立場になり、相手と同じ行動をすると、相手のことが理解しやすくなる』ということなのだと思います。
「真似る」も相手と同じ行動をすることです。
つまり真似ることでも相手のことを理解しやすくなるということです。
だから人は好きな人を真似るのです。相手のことを理解するために。
理由5、一体感を味わいたいから
というセリフをテレビで聞いたことありませんか?
高校時代、ダンスを踊っている生徒もこのセリフを言っていました。
たぶんダンスを複数人で踊っている人なら必ず言うセリフなのだと思います。
僕も小学生のとき、組み体操をしているとき、他の生徒とぴったり動きが合ったとき、気持ちよかったことを覚えています。
人には誰かとぴったり動きが合ったとき、気持ちよさを感じる感性があるのだと思います。ぴったり動きが合うと一体感を感じて気持ちよさを感じる感性があるのだと思います。
ミラーリング効果が生じるのも一体感を味わいたいという願望が心のどこかにあるから生じるのだと思います。
好きな人と同じタイミングでジュースを飲む。好きな人と同じタイミングでくしゃみをする。好きな人と同じタイミングで同じ料理を食べる。好きな人と同じタイミングでトイレに行きたくなる。
すべて好きな人と一体感を味わいたいから同じ動きをするのだと思います。ダンサーが他のメンバーと同じ動きをして一体感を味わうみたいに。
・好きな人を肯定するため
・不完全さをなくしたいから
・変身願望を満たすため
・好きな人のことを知るため
・一体感を味わいたいから
おわり