「自分ばかり損をしている」という不満を感じてしまう理由4つ 承認欲求が強い人は注意して!
自分ばかり損をしている。
そう思ったことありませんか?
僕はあります。
「自分ばかり頑張っている気がする。自分ばかり他人に尽くしている気がする。なんか自分ばかり嫌な努力をして損をしている気がする」
そう思ったことが何度もあります。
どうしてある種の人は自分ばかり損をしていると思ってしまうのか?
その理由について語りたいと思います。
「自分ばかり損をしている」という不満を感じてしまう理由
理由1、承認欲求が強い
誰の中にもある他人に認められたい・評価されたいという気持ち。
この気持が強すぎると自分ばかり損してると思いやすくなります。
承認欲求が強すぎると求める評価の量が多くなってしまいます。
飢えている人は求める食事の量が多くなります。それと同じように承認欲求が強くなりすぎると求める評価の量が多くなってしまうんです。
なぜか?
それは承認欲求が強い人は飢えているからです。誰かに評価されることに飢えているから承認欲求が強い人は求める評価の量が多くなってしまうんです。
求める評価の量が多くなれば、その欲望を満たすことが困難となります。
欲望を満たすことが困難となれば、不満を感じやすくなります。
その不満が蓄積されれば、自分ばかり損をしていると思いやすくなります。
という感じに思いやすくなります。
↓
求める評価の量が多い
↓
不満が溜まりやすくなる
↓
必要以上に努力している自分が損をしているように思える
という流れで自分が損をしているように思えてしまうんです。
承認欲求が強い状態は、求める評価の量が多いからどうしても不満を抱きやすいんです。飢えている人が少量の食料では不満を抱きやすいように。
承認欲求が強い人とは、他人承認されることに常に飢えている状態と言っても過言ではありません。
承認されることに飢えているからこそ少量の評価では足りないんです。たくさんの評価を得られないと満足できないんです。
残念ながらそんな大量の評価を得るのは困難です。だから承認欲求が強い人は不満を抱く確率が非常に高いんです。自分ばかり損していると思う確率も非常に高いんです。
理由2、自分のことより他人のことばかり優先する
世の中には、自分のことより他人のことばかり優先する人がいます。
臆病な人、承認欲求が強い人、責任感が強い人、モラルが高い人、人類愛が強い人などが自分のことより他人のことを優先する性質が強いです。
こういう人たちは「自分ばかり損をしている」と思いやすいです。
人には欲望があります。その欲望の中には優先的に満たした欲望もあります。
「1人でいたい」「エッチをしたい」「ゲームをしたい」「カレーを食べたい」「お酒を飲みたい」「休みたい」「眠りたい」「遊びたい」などの欲望。
そういう欲望を優先したいときがあります。誰にでもあります。
でも他人のことばかり優先する人はこの自分が優先的に満足させたい欲望を我慢してしまいます。
つまり他人のことばかり優先する人は我慢が多くなってしまうんです。
得のない我慢をするということは人にとって損です。
つまり他人のことばかり優先すると損が多くなるんです。
他人を優先することは自分になんらかの得をもたらすのであれば損にはなりません。
でもなんの得にもならなければ、損になります。
他人のことばかり優先する人はなんの得にもならない損をすることが多くなるんです。
損①「他人のことを優先する⇨自分の欲望を我慢する⇨ストレスを感じる」
損②「他人のことを優先したのに他人に感謝に感謝されない。喜ばれもしない。当然というリアクションしかされない」
損③「逆にありがた迷惑だと思われた」
損④「いつも僕ばかりに頼み事をしてくる。都合よく利用されているように感じる」
というような損をすることが多くなるんです。他人ばかりを優先する人は。
だから自分ばかりが損をしていると思いやすいんです。
日本の社会は他人を優先することが美徳と思われています。
僕も美徳だと思います。
でも自分の気持ちを無視して、他人のことばかり優先するのは間違っていると思います。
そんな生き方は奴隷のようなものです。ただ他人に尽くすことだけを義務づけられた奴隷のようなものです。
そんな奴隷のような生き方は間違っている。
僕はそう思います。
他人のことを優先することは大事なことですが、それと同じくらい自分のことを優先することも大事だと思います。
他人のことばかり優先している疲れていませんか?鬱状態になってませんか?
そういう方は他人のことを優先しすぎたと思います。
なので自分のことを優先してみてください。
理由3、『親切してあげた』ほうが記憶に残りやすい性質のせい
○アメリカの心理学者トラフィモウの研究
トラフィモウは400名の大学生にたいして、「人にしてもらった親切」と「人にしてあげた親切」の両方を書いてもらった。
両方書いてもらう理由は、大学生たちが「人にしてもらった親切の記憶」と「人にしてあげた親切の記憶」のどちらを多く覚えているかを確かめるためだった。
この実験により、人が「人にしてもらった親切の記憶」と「人にしてあげた親切の記憶」のどちらを多く覚えているかが明らかになった。
人は「人にしてあげた親切な行動」ほうを多く覚えていた。「人にしてもらった親切な行動」の35倍多く覚えていた。
人は「人にしてあげた親切の記憶」のほうを圧倒的に覚えている。
それが実験によって明らかになった。
以上のように人は、「人にしてあげた親切の記憶」のほうが記憶に残りやすいんです。
「人にしてあげた親切の記憶」のほうが圧倒的に記憶に残りやすいんです。
「人にしてもらった親切」は忘れやすく、「人にしてあげた親切」は記憶に残りやすいんです。
この性質通りに記憶の取捨選択が行われれば、脳に残る記憶は「人にしてあげた親切」が多くなるということです。
「人にしてもらった親切の記憶」よりも「人にしてあげた親切の記憶」のほうが脳に多く残っている状態が続けば、心のどこかで不公平だという不満が生じます。
「自分は他人にいっぱい親切にしてあげているのに、他人は僕にあまり親切にしてくれない。不公平だ。尽くし損だ」という不満が生じます。
このせいで自分ばかり損をしていると感じやすくなるんです。
承認欲求が強い人ほど「人にしてあげた親切」を覚えている
承認欲求を満たす方法のひとつに、「人に親切にする」という方法があります。
この方法を用いて、他人に感謝されれば、承認欲求を満足させることができるからです。
承認欲求の強い人には、この方法を用いて、承認欲求を満たそうとする人が多いです。
親切なことをすれば当然見返りを求めます。感謝という見返りを求めます。承認欲求が強い人ほどこの感謝という見返りを強く求めます。
でもこの見返りを貰えなかった場合、不満が生じます。承認欲求が強い人ほどこの不満は強くなります。
不満が強いほどに長期間この不満が心の中に残り続けます。この不満が残り続けるかぎり「あの人に親切にしてあげた」という記憶も残り続けます。
承認欲求の強い人はこの不満が残りやすいので「あの人に親切にしてあげた」という記憶も残りやすいんです。
↓
他人に感謝されることで承認欲求を満たそうとする
↓
他人に親切にする
↓
他人が感謝してくれない。
↓
承認欲求が強い人は強い不満を抱く
↓
「あの人は親切にしてあげたのに感謝の言葉もない」という記憶が残り続ける。当然、自分のした親切の記憶も残り続ける
という流れで「あの人に親切にした記憶」が残ってしまうんです。
「あの人は親切にしてあげたのに感謝の言葉もない」という記憶も残っているため、「尽くし損だ」と思ったりしやすくなってしまうんです。
理由4、被害妄想が強い
「自分ばかり悪口を言われているような気がする」
「自分ばかり仕事量が多い気がする」
「自分ばかり上司に怒られている気がする」
「自分だけがモテない気がする」
そんな被害妄想を持つことありませんか?
こういう被害妄想を持ちやすい人は「自分ばかり損をしている」と思いやすいです。
劣等感が強いとき、ストレスが溜まっているとき、イライラしているとき、憂鬱なときなどは、メンタルが弱っているため、被害妄想を抱きやすくなるので注意してくださいね。
劣等感が強いと自分ばかり損していると思いやすい
僕は若い頃、劣等感が強かったため、よく被害妄想を抱いていました。
「あの男も僕を馬鹿にしている気がする」「この女も僕のことを馬鹿にしている気がする」「あの先生も僕のことを馬鹿にしている気がする」という感じに被害妄想ばかり抱いていました。
劣等感が強く、自己評価が低かったために、他人も自分を低く評価していると思い込んでいたんです。そのせいで被害妄想を抱くことが多かったんです。
どうして自分ばかりこんな不公平な思いするんだと何度も思いました。
不公平という思いは、自分が損をしているという意味を含む気持ちです。「他人が得をしているのに、自分は損をしている」という意味を含む気持ちです。
たとえ相手と格差があったとしても、そこに損得が生じなければ不公平だという気持ちは生じません。
格差のせいで損得が生じるからこそ不公平だという気持ちは生じるんです。
例えば容姿。容姿の良い人はそれだけで得することができます。逆に容姿の悪い人はそれだけで馬鹿にされたり、いじめられたりなどの損をします。
このような格差による損得が生じるから不公平だという気持ちは生じるんです。
劣等感の強い人はこの不公平だという思いを抱きやすいから自分ばかり損をしていると思いやすいんです
①承認欲求が強い
②自分のことより他人のことばかり優先する
③『親切してあげた』ほうが記憶に残りやすい性質のせい
④被害妄想が強い
おわり