毒親の特徴3選 子供を傷つける親は、子供の心を弄ぶ!

毒になる親は、毒親(どくおや)と略し、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。

1989年にスーザン・フォワード(英: Susan Forward)が作った言葉である。学術用語ではない。

母の場合は毒母・毒ママ、父の場合は毒父などと称されている。

スーザン・フォワードは「子どもの人生を支配し、子どもに害悪を及ぼす親」を指す言葉として用いた。

引用:毒親・ウィキペディア(Wikipedia)

毒親・・・子供に悪影響を及ぼす親。

今も昔も毒親は存在していました。

そんなどんな時代にも必ず存在している毒親の特徴について語りたいと思います。

毒親の特徴

特徴1、自分の価値観を押し付けてくる

毒親は、子供に自分の価値を押し付けてきます。

例えば、自分が宗教に夢中になっている場合、その宗教を押し付けてきます。

その宗教が世間に批判を浴びている状況でも、毒親はその宗教を子供に強制してきます。布教活動に強制参加させます。住宅地を布教活動のために連れ回します。

自分の信じている宗教は素晴らしい。その素晴らしい宗教を子供と一緒に布教しているのだ。

毒親はそう思っているから子供に間違ったことをしているという自覚が持てません。だから平気で子供に自分の価値観を押し付け、行動を強制してきます。

毒親の信じる宗教が本当に人を幸せにしてくれる宗教ならば、子供は幸せになれるでしょう。

でも、世の中には、信じるに値しない詐欺的宗教も存在しています。

もし、毒親がそんな悪質な宗教に夢中になっているとしたら、子供は確実に不幸な人生を送ることになります。人格形成の一番大事な時期である子供時代を不幸の只中で生きることになります。

そういう不幸な子供が世の中にはたくさんいます。

自分の価値観を盲目的に正しいと信じ、その価値観の負の側面を無視し、その価値観を子供に押し付け、強制してくる。

そういう親を毒親というんです。

押し付け、強制してくるものは、宗教だけではありません。モラル・常識・主義・教育・自論なども押し付け、強制してきます。

自分が菜食主義の毒親は、その主義を子供に押し付け、強制してきます。

自分が性的に潔癖な毒親は、その考えを子供に押し付け、強制してきます。

過度な主義主張を子供に押し付けることは、しっかりと考えた上で押し付けるべきです。子供にその主義主張がどういう影響を与えるか深く考えた上で押し付け、強制すべきです。

でも毒親は深く考えることもせずに、自分の主義主張を押し付け、強制してきます。

自分の主義主張は正しい。だから子供に自分の主義主張を教え込むことも正しいことだ。

そんな傲慢さが毒親の中にはあるから平気で深く考えることもなく、自分の主義主張を押し付け、強制することができるんです。

毒親は傲慢なんです。だから平気で自分の主義主張を子供に押し付け、強制することができるんです。

もちろん、多かれ少なかれ、親は自分の主義主張(価値観)などを押し付けてきます。でも、まともな親は自分の主義主張が子供にどういう影響を与えるか考えてから押し付けてきます。

でも、毒親は自分の主義主張が子供にどういう影響を与えるかを考えることなく押し付けてきます。

親は、自分の主義主張が子供にどういう影響を与えるかを考えるべきなのです。それは義務であり、責任なのです。

なのに、その義務・責任を果たさない親がいます。そういう親はすべて毒親です。親によってその毒性は違います。でもみんな毒親なんです。

親は自分の主義主張が子供にどういう影響を与えるか考えるべきなんです。それができない親はすべて毒親です。

子供の将来を左右する可能性があることを考えもせずに押し付けるなど、親のすることではありません。親ならば子供のことを考えるべきなのです。自分の主義主張を押し付けるときも子供のことを考えるべきなのです。

それで自分の主義主張が子供に悪影響を与えるかもしれないと思ったら、押し付けるのをやめるべきなのです。

それができない親はすべて毒親です。

自分の主義主張は正しい。考えるまでもない。だから考えずに子供にその主義主張を押し付ける。

こういう親はすべて毒親です。

特徴2、子供に劣等感を抱かせるような言動を多用する

毒親は子供に劣等感を抱かせるような言葉を多用します。

「本当にダメな子ね」
「どうしてこの程度のことができないの」
「勉強できないと結婚できないわよ」
「なにトロトロしてるの。グズね」
「馬鹿ね。こんな点数しか取れないなんて」
「ちゃんと片付けなさい。ダメな大人になるわよ」

というような言葉を多用します。劣等感を抱かせるために。

劣等感を抱かせると子供は自信を失います。自信を失えば、親に依存しやすくなります。自信がないのですから誰かに依存したくなるのは当然のことです。そして子供にとって身近にいる依存できる対象は親です。だから劣等感を抱き、自信を失った子供は親に依存することが多いんです。

親に依存した子供は、親に依存し続けるために親の言葉に従順に従うようになります。親に逆らえば、親に嫌われて、依存し続けることが困難になる可能性がある。だから子供は親の言葉に従順に従うようになるんです。

毒親は、このメカニズムを本能的に理解しています。理屈で理解している親もいますが、ほとんどの親は本能的にこのメカニズムを理解しています。

だから毒親は、子供に劣等感を抱かせるような言葉を多用するんです。子供に劣等感を抱かせ、自信を喪失させ、親に依存させ、逆らえないようにするために。

毒親は、劣等感を利用して子供を奴隷化しているんです。

そういう毒親が世の中にはたくさんいます。

劣等感による支配を受けた子供は、子供時代を劣等感を抱えて生きることになります。この劣等感を抱えたまま大人になったとき、この子供は心身症になる可能性が極めて高いです。

子供に劣等感を抱かせる言葉ばかりを言う親は毒親です。

子供に劣等感を抱かせる言葉集

①「夢ばかり見てないで現実を見なさい」
②「わがままばかり言って。私を困らせないで」
③「ちゃんとしなさい」
④「泣くんじゃない」
⑤「そんなくだらないことしてないで勉強しなさい」
⑥「も~、だめね~」
⑦「なにやってるの!ほんとに馬鹿なんだから」
⑧「いえいえ、うちの子なんて・・・」(人前で謙遜する)
⑨「そんなこと無理(無駄)よ。やめておきなさい」
⑩「あなたにできるはずがない」

この言葉を多用する親は毒親です。どの言葉も、子供に劣等感を抱かせ、自信を低下させる言葉だからです。

子供に劣等感を抱かせ、自信を低下させる言葉を多用する親がまともな親であるはずがありません。

子供が明らかに間違っている場合は、劣等感を利用しても構わないと思います。でも子供が間違っていると断言できない場合に、劣等感を利用するのは悪質です。

子供は未熟な存在なので多くの失敗をします。その失敗の中には劣等感を利用して子供に反省を促す必要のない失敗も存在しています。

でも毒親は、どの失敗でも劣等感を利用して子供を反省させようとします。

毒親は、子供を劣等感によって支配したい欲望があります。毒親であればあるほどその支配欲は強くなります。

こういう支配欲が強い毒親に育てられた子供は確実に精神的な問題を抱えます。

特徴3、自分の過ちを正当化する

毒親は自分の過ちを認めません。過ちを正当化します。

たとえば子供への暴力。

毒親は、この暴力を”しつけ”と正当化します。そして”しつけ”という名の暴力を続けます。

基本的に毒親は無責任なのです。自分の過ちを認めれば責任をとらなければなりません。それが嫌だから自分の過ちを正当化するんです。暴力を振るう親はその責任をとりたくないから自分の暴力を正当化するんです。責任をとりたくないという無責任さがあるから平気で正当化するんです。

そうやって正当化しているうちに本当に自分のしていることは正しいと勘違いしてしまう毒親もいます。この暴力は”しつけ”という正当化を繰り返しているうちに自分のしていることは「しつけ=正しいこと」と勘違いしてしまう毒親もいるんです。

人はどんな悪質な行為でも正当化を続けているとそれが正しいと勘違いしてしまう場合があるんです。

麻薬中毒者の中にもそういう人がいます。やり始めの頃は後ろめたさを感じていた。でも「誰にも迷惑かけてないし、個人で楽しんでいる。だから問題ないだろう」と正当化しているうちに後ろめたさを感じなくなり、自分のしている犯罪行為が正しいことのように思えてきてしまう。

こういう現象が、人の中に生じてしまう場合があるんです。

毒親には、この現象が生じて暴力を振るっている親がいるんです。

人にはどんなことでも正当化できる能力があります。殺人行為さえ正当化できる能力があります。

毒親はこの正当化能力の高い親が多い。

だから毒親に育てられた子供は精神的トラブルを抱えるリスクが高いんです。

毒親の特徴まとめ

①自分の価値観を押し付けてくる
②子供に劣等感を抱かせるような言動を多用する
③自分の過ちを正当化する

おわり

Posted by みーこ