『ゴリラ豪雨』って言葉は存在した!「ぼくたちは勉強ができない」の緒方 理珠のセリフは間違いではなかった。
アニメ「ぼくたちは勉強ができない」の第十話の雨のシーン。
突然の大雨だった。
その雨を体験した緒方 理珠。
国語が苦手な緒方 理珠はその豪雨を浴びながら言ったのです。「ゴリラ豪雨」と。
僕は笑いました。「ゴリラ豪雨ってw」と笑いました。「そんな言葉ないよ!」と思いながら笑いました。
でも「ゴリラ豪雨」という言葉は存在していたのです。
◯ゴリラ豪雨
いわゆるゲリラ豪雨より激しい豪雨のこと。ネットスラング。
「ゲリラ豪雨」もじったもの。さらに派生して「ゴリラゲイ雨」となる。
というように、「ゴリラ豪雨」という言葉は、ネットスラングとして存在していたのです。
知らなかった。
緒方 理珠さま。笑ってすいませんでした。あなたの言葉は正しかったです。本当に申し訳ありませんでした。
みなさんも、もし、友達が突然の豪雨に直面したときに、その友達が「ゴリラ豪雨だ」と言っても笑わないでくださいね。
まあ、「ゴリラ豪雨」は一般的な言葉ではないので、あまり使われないと思いますけどね。
個人的には、ニュースのお天気お姉さんが「今日のゴリラ豪雨、すごかったですね」と言うのが普通の社会になってほしいと思っています。
まあ、ならないと思いますけどね。日本人は真面目ですから。
真面目な顔でNHKのアナウンサーが「今日はところによりゴリラ豪雨が降るでしょう」って言ってくれたら面白いですけどね。
NHKがこんな感じになれば、受信料を払ってもいいと思える人が増える気がします。
ちなみに僕は受信料払いたくない派です。
「ゲリラ豪雨」や「ゴリラ豪雨」以外の突然の雨という意味のある言葉を紹介しますね。
◯鬼雨(きう)
鬼の仕業かと思うような並外れた雨。近年登場した言葉「ゲリラ豪雨」の和名。
◯驟雨(しゅうう)
急にどっと降り出して、しばらくすると止んでしまう雨。にわか雨、村雨とも。
◯俄雨(にわかあめ)
天気予報では「にわか雨」と表記されることが多いですが、漢字ではこのように書きます。
◯通り雨(とおりあめ)
さっと降ってすぐに止んでしまう雨。さまざまな呼び名がある雨の降り方です。
◯村雨(むらさめ)
降り方が激しくなったり、弱くなったりする通り雨。戦艦や、南総里見八犬伝の中に登場する架空の日本刀の名前にも使われました。
◯白雨(はくう)
雨脚が白く降る夏の夕立のこと。
◯神立(かんだち)
神様がなにかを伝える「雷」を指す言葉から、夕立、雷雨を指すようになりました。
デートのときに、上記の言葉を言えば、恋人に「博識!」と思われるかもしれませんよ。