食欲が増す理由3選 寝不足は2つの食欲増進現象を惹き起こす!?
以前、食欲を抑える方法について紹介しました。
今回は食欲が増す理由について紹介したいと思います。
食欲が増す理由
理由1、ストレスを感じたとき
ストレスを感じたとき、食欲が増す場合があります。
なぜストレスを感じると食欲が増すのか?
◯ストレスを感じると食欲が増す理由
ストレスを感じるとストレスホルモンとして知られるコルチゾールが増加します。
コルチゾールが増加すると空腹シグナルを狂ってしまう場合があります。
空腹シグナルが狂うと食欲が増してしまう場合があるんです。
以上の理由でストレスを感じると食欲が増す場合があるんです。
◯コルチゾールとは?
コルチゾールは副腎皮質から放出されるステロイドホルモンであり、ストレスとの関連では最もよく研究されているバイオマーカーです。
ストレスを負荷すると(たとえば、人前でスピーチをさせるなど)、その値は10分–20分ぐらいの間に2–3倍に増加することが知られています。
なんと人前でスピーチをするだけでもストレスホルモンであるコルチゾールが2~3倍に増加するそうです。
コルチゾールの分泌量が増加すればするほどに、空腹シグナルが狂い、食欲増進現象が生じる可能性が高くなります。
このストレスによる食欲増進現象は、お腹が空いてない場合でも生じる場合があります。
お腹が空いてない場合でも食欲増進現象が生じる場合があるからストレスは怖いんです。
食べることでさらなるストレスを作ってしまう場合がある
普通、空腹でもないのに、食べるのは苦痛を感じますよね。
苦痛はストレスになります。そのストレスがコルチゾールをさらに増加させ、空腹シグナルをさらに狂わせ、食欲増進現象をさらに強めてしまう場合があります。
ダイエットなどをしている人は、食べてしまうと罪悪感を感じる場合があります。罪悪感もストレスの原因となります。
以上の理由で、食べることによっても、ストレスを感じ、コルチゾールを増加させ、食欲増進現象を促進させてしまう場合があるんです。
ストレスの原因
現代社会には、さまざまなストレスの原因があります。
◯主なストレスの原因
原因①、人間関係
上司との関係、同僚との関係、友達との関係、親との関係、兄弟との関係。人間関係にはさまざまな関係があります。
どんな人も人間関係と無縁で生きることは不可能です。
人間関係には摩擦がつきものです。摩擦が生じればストレスを感じます。
つまり、人間関係にはストレスもまたつきものなんです。
原因②、休み明け
休み明けに会社や学校に行くのが憂鬱と感じたことがある人は多いと思います。
憂鬱もまだストレスの原因となります。
休み明けだけじゃなく、休み明け前日もサザエさん症候群に陥り、憂鬱を感じる場合もあります。
僕の場合、ワンピースを見終えたあとに憂鬱を感じたことがあります。
そのうちワンピース症候群という言葉が生まれるかも・・・
原因③、仕事や勉強
仕事で失敗したり、勉強が捗らなかったりするとストレスを感じる場合があります。
仕事や勉強が嫌いな人は仕事や勉強をしているだけでもストレスを感じてしまいます。
原因④、過度なダイエット
一ヶ月で10キロ痩せるなどの無理なダイエットをするとストレスを感じやすくなります。
原因⑤、環境&状態の変化
病気・生理・タバコの吸いすぎ・受動喫煙・劣等感・嫉妬・欲求不満・寝不足などによってもストレスを感じることがあります。
以上のようにストレスの原因となるものは、たくさん存在しているんです。
そのストレスが、コルチゾールの分泌量を増やし、空腹シグナルを狂わせ、食欲増進現象を生じさせる可能性を高めるんです。
理由2、寝不足
「スタンフォード大学の調査で睡眠時間5時間のグループと8時間のグループを比較したところ、睡眠時間5時間のグループでは食欲が増すホルモンのグレリンが14.9%増え、食欲を抑えるホルモンのレプチンが15.5%減ることがわかったのです」(友野先生)
なんと寝不足になると食欲促進ホルモン(グレリン)が増えて、食欲抑制ホルモン(レプチン)が減ることが明らかになったんです。
つまり、寝不足になると食欲が増加し、食欲を抑える力が減少するということです。
寝不足になると、ストレスを感じやすくなります。ストレスを感じれば、コルチゾールの分泌量が増加し、空腹シグナルが狂いやすくなり、食欲増進現象が生じやすくなります。
つまり、寝不足になると、ストレスによる食欲増進現象とレプチンによる食欲増進現象の2つによって食欲が増してしまう場合があるんです。
2つの現象によって高めれられた食欲を抑えるのは困難です。
さらに寝不足によって食欲を抑えるホルモンが減少してしまうと食欲を抑えるのはさらに困難となってしまいます。
現代人には、睡眠不足の人が増えています。
国の調査(国民栄養・健康調査)によれば、睡眠時間が6時間以下の人はH20年には全体の3割未満だった。しかしH27年のデータでは4割近くに急増。逆に、7時間以上の人は大幅に減った(34.5%→26.5%)。
以上のように、確実に睡眠不足の人は増えているんです。
睡眠不足に人が増えているということは、現代人には睡眠不足による食欲増進現象が生じやすい人が増えているということです。
「現代人に、肥満の人が増えている原因のひとつは睡眠不足だ!」と言っても過言ではないと僕は思います。
理由3、ドカ食い
ドカ食いすると、血糖値が急上昇します。
急上昇した血糖値を下げるためにインスリンが大量に分泌されます。
インスリンが大量に分泌されると血糖値が急下降します。
血糖値が急下降して、血糖値が低くなってしまいます。
血糖値が低くなると、身体は血糖値を上げるために糖分を求めます。
その結果、食欲を感じてしまうんです。
ドガ食いする
↓
血糖値が急上昇
↓
インスリンが大量分泌される
↓
血糖値が急下降
↓
身体は血糖値を上げるために糖分を求める
↓
食欲を感じてしまう
以上の理由で、ドカ食いすると食欲が感じてしまうんです。お腹一杯でも食欲を感じてしまう場合があるんです。
甘いものを空腹時に食べたりした場合も、ドカ食いした場合と同じような現象が生じて、食欲が感じてしまう場合があります。
①ストレスを感じたとき
②寝不足
③ドカ食い
④空腹時に甘いものを食べる
おわり