デジャブの原因4選 「曖昧な記憶」が既視感の原因となる!
◯デジャブ
「デジャブ」はフランス語の「déjà vu」をそのままカタカナ表記にした表現である。あえて英語に訳すと「already seen」となるが、英語でも「déjà vu」のまま(外来語として)扱われている。
日本語では「既視感」あるいは「既知感」と訳されることもままある。
見たことない景色のはずなのに、見たことがあるような気がする。
会ったことない人のはずなのに、会ったことがあるような気がする。
そういう間隔をデジャブといいます。
小説や映画や漫画などで、よく使用されるこのデジャブという不思議な感覚・・・
なぜ人は、このデジャブという感覚を感じるのか?
その原因を紹介したいと思います。
デジャブの原因
原因1、過去の体験記憶
◯過去に見たことがある景色
◯過去に会ったことがある人
そういう体験記憶がある人が、その記憶と似た景色を見たり、その体験と似た人と出会ったりするとデジャブを感じる場合があります。
記憶の中にある景色と目の前にある景色が似ているため、「見たことがあるような気がする」と感じてしまうんです。
記憶の中にある人物と目の前にいる人物が似ているため、「見たことがあるような気がする」と感じてしまうんです。
この場合、記憶の中にある景色・人物と目の前にある景色・人物は、違うものです。
違うものなのに、見たことがあるような気がしてしまうのは、記憶が曖昧だからです。
過去に見た景色や過去に出会った人物の記憶は、時の流れとともに曖昧になっていきます。記憶の中には時が流れても鮮明に覚えている記憶もありますが、大概の記憶は時の流れとともに曖昧になります。
この曖昧になるという性質が、デジャブの原因となるんです。
記憶が曖昧だから、目の前の景色・人物を見たことがあるような気がすると感じてしまうんです。
記憶が鮮明ならば、見たことがあるような気がするという感覚を抱くことはありません。
記憶が鮮明ならば、記憶の中にある景色・人物と目の前にある景色・人物は、違うものだと認識することができるからです。
記憶が曖昧だからこそ、見たことがあるような気がするという曖昧な認識になってしまうんです。
記憶の曖昧さが、デジャブという現象の原因となっているんです。
記憶は時の流れとともに曖昧になるという性質は、誰もが持っている性質です。
つまり、誰もがデジャブを抱く可能性を秘めているということです。
原因2、夢・妄想
人は、毎日のように夢を見ていると言われています。でも、その夢のほとんどは忘れてしまいます。
でも、忘れてしまった夢は完全に消えてしまうわけではありません。記憶のどこかに残っています。
この記憶のどこかに残っている夢が、デジャブの原因となる場合があるんです。
記憶のどこかに残っている夢。その夢の中に登場した景色や人物と似た景色や人物を現実世界で見たときに、デジャブを感じるんです。
◯人は、夢だけではなく、さまざまな妄想も抱きます。
好きな女の子とイチャイチャする妄想とか、好きな芸能人とキスする妄想とか、英雄になる妄想とか、さまざまな妄想を抱きます。
その妄想は、記憶のどこかに残ります。
時の流れとともにその記憶は曖昧になります。
記憶が曖昧になった状態で、妄想と似た景色を見たり、似た人物と出会ったり、似た体験したりしたときに、デジャブを抱く場合があるんです。
原因3、無意識の予測
人は、無意識的にさまざまな予想をしています。
例えば、「通学時に好きな女の子に挨拶されるかもしれない」と心のどこかで予想している場合があります。
この予想は、無意識的にしている予想なため、意識されることはありません。意識されることはありませんが、記憶には残ります。曖昧な記憶として残ります。
この曖昧な予想の記憶が、既視感の原因となる場合があるんです。
この曖昧な記憶を保持している状態で、予想どおりに好きな女の子に挨拶をされたとき、既視感を抱く場合があるんです。
記憶は曖昧になると、予想の記憶なのか?夢の記憶なのか?妄想の記憶なのか?実際に体験した記憶なのか?わからなくなってしまいます。
そのため曖昧な記憶が残っていると、既視感を抱きやすくなってしまうんです。
原因4、前世の記憶
前世の記憶は誰の中にもある、と言われています。
そして、この前世の記憶が既視感の原因となることがある、とも言われています。
私には前世の記憶を思い出す能力がないので、この説の真偽はわかりません。
前世の死亡原因がトラウマになった少年
1968年のある晴れた日、整備士のラシッドは、友人のイブラヒムとドライブに出かけました。しかし、不幸にも車は制御不能となり、2人は命を落としてしまいます。
その1年後、ダニエル・ジャディが誕生。赤ちゃんの彼が最初に発した言葉は、 「イブラヒム”」だったとのこと。2歳になったダニエルは、しきりに「家に帰りたい」と言い出します。そして本当の父親の名前は 「ネイム」 だと主張。後にラシッドの父親の名前がネイムであることがわかります。
幼いダニエルが母親と「ラシッドが亡くなった場所」の近くをドライブしていると、ダニエルにはそのことがわかったようで、「ここは僕が死んだ場所だ」と母親に告げます。ダニエルは後にラシッドの家族と会いますが、ラシッドの好きなフルーツはバナナであることを言い当てました。ダニエルは前世の記憶の影響から、未だに車に対して恐怖心を抱いているそうです。
こういう話を聞くと、前世の記憶はあると思えてきますね。
①過去の体験記憶
②夢・妄想
③無意識の予測
④前世の記憶
おわり