自己肯定感を高めれば恋愛依存症を克服できる。自己否定は依存症を悪化させるのでやめたほうがいい。
以前、『恋愛依存症になりやすい女性』という記事を書きました。
今回は、『恋愛依存症を克服する方法』の記事を書こうと思います。
恋愛依存症の克服法をすべて書くと1冊の本が書けてしまうので、テーマを絞って書こうと思います。
恋愛依存症に悩んでいる方、恋愛依存症かもしれないという疑いを抱いている方の力に少しでもなれたら幸いです。
自己肯定感を高めれば恋愛依存症を克服できる
自己否定が恋愛依存症を悪化させる
恋愛依存に陥る人には、自分に自信がないという人が多いです。
自分に自信がない人は自己否定が多くなります。
●自己否定が多くなる理由
自分に自信がない人は、劣等感を抱きやすくなる。
劣等感を抱けば、ネガティブな気持ちになる。
ネガティブな気持ちになれば、自己否定しやすくなる。
自己否定しやすくなれば、実際に自己否定する回数が多くなる。
以上の理由で自信のない人は自己否定が多くなってしまうんです。
私は容姿にコンプレックスを持っていました。
そのせいで被害妄想が強かった。
「みんな私のこと可愛くないと思っている」「みんな私のこと笑っている」「友達だって心の中で笑っているに違いない」「あのすれ違った人も笑っているに違いない」「近所のおばさんも笑っているに違いない」
毎日のようにそんな被害妄想を抱いていました。
いくら否定しても、その被害妄想は私の中から消えてはくれませんでした。真実味を帯びて私の中に残りました。
被害妄想が酷くなるにつれて、自己否定することが増えていきました。
「こんな劣った容姿の自分は生きている価値はないのではないだろうか?」「こんな被害妄想しか抱けない私はなんて情けないのだろうか?」「両親だってこんな情けない私に失望しているに違いない。両親に申し訳ない」「この被害妄想から開放されたい」「他人の目ばかり気にしている自分が嫌い」「被害妄想ばかり考えてしまう自分が嫌い」
と、毎日のように自己否定していました。
辛かったです。死んでしまいたいと思うほどに辛かったです。
毎日「笑われている。馬鹿にされている」という被害妄想を抱いて、毎日「自分はダメだ。笑われるような自分に生きる価値はない」という自己否定していれば生きているのが辛くなるのは当然です。
でも、当時の私には、被害妄想も自己否定もやめることができなかった。どうしてもできなかったんです。
それくらい当時の私は病んでいたんです。
これはある女性の体験談です。
強い劣等感には、人をネガティブにし、自己否定をしたい気持ちにさせる力があるんです。
そのせいで劣等感の強い人には、自己否定する人が多いんです。
だから自己否定してはいけないんです。
自己否定したい気持ちに負けて、自己否定すれば、心が病んでしまいます。
心が病めば、ますます劣等感が強くなり、ますます自信も低下してしまいます。自信が低下すれば、誰かに頼りたい気持ちが強くなるため、依存心が強くなります。依存心が強くなれば、恋愛依存症も酷くなります。
だから自己否定してはいけないんです。
自己否定を繰り返すと、劣等感が強くなり、依存心も強くなり、恋愛依存度も強くなる。
だから自己否定してはいけないんです。
だから自分を肯定することを忘れてはいけないんです。
自分を肯定する必要があるんです。
自分を肯定する方法
自分を肯定する方法はいろいろあります。
まず、「言葉で自分を肯定する」です。
「自分を可愛いと思ってくれる人はいる」「自分は容姿は良くないけど勉強はできる」「容姿だけが女の魅力ではない」「運動を頑張る私は素敵」「失敗したけど練習すればきっとできるようになる」
などの言葉を使う。
これが言葉で自分を肯定するです。
日本人には、自分を肯定する言葉を使うのは恥ずかしいという人が多いです。
自分を肯定する言葉を使うことは恥ずかしいことではありません。自分を価値ある人間だと思うことができる素敵な行為です。
自分を否定する言葉は、人の中にある「自分は生きる価値のない人間だ」という思いを強くします。
自分を肯定する言葉は、人の中にある「自分は生きる価値がある人間だ」という思いを強くしてくれます。
そんな自分にプラス効果を与えてくれる自分を肯定する言葉を使うことが恥ずかしいことのわけがありません。
日本人には劣等感の強い人が多いといわれています。
その原因は自分を肯定する言葉を恥ずかしいと思っているからではないか。
そう僕は考えています。
だから僕は自分を否定する言葉より自分を肯定する言葉を好んで使うようにしています。
「快食快便の日々が続いている。きっと僕の日ごろの行いが良いからだ」
「失敗して笑われた。人を笑わせることができる僕って素敵」
などと、言葉で自分を肯定する。
「今日は天気が良い。絶好のデート日和だ。神様ありがとう。良い天気にしてくれて」
「近所の人が挨拶をしてくれた。挨拶されると自分が肯定されているように思える」
と、他人のことも肯定する言葉を使う。他人を肯定することも自分の心にプラス効果を与えてくれるからです。
逆に他人を否定することは、マイナス効果になります。
他人を否定すればするほどに他人のことが嫌いになってしまうからです。否定する他人が増えるほどに嫌いな他人の数が増えてしまうからです。
嫌いな他人が増えれば、当然、嫌な気持ちになることが多くなります。
だから他人を否定することはマイナスになるのでやめたほうがいいんです。
逆に他人を肯定すればするほど他人のことが好きになります。肯定する他人が増えるほどに好きな他人の数も増えます。
そんなプラス効果があるから、他人を肯定したほうがいいんです。
他人を肯定することにより好きな他人が増えれば、被害妄想を抱く頻度が低くなります。自分の好きな人が自分のことを悪く思うはずがないと思うことができるからです。
他人のことを肯定する
↓
他人のことが好きになる
↓
人には好きな他人のことを良く考える性質がある
↓
あの他人は私の悪口を言うはずがないと思うことができる
↓
被害妄想を抱く率が低下する
という流れで被害妄想を抱く頻度が低くなります。
被害妄想を抱く頻度が低くなれば、劣等感が悪化する頻度も低くなります。
好きなことをすることも自分を肯定することになる
・趣味に没頭する
・自分の好物を食べる
・友達と遊ぶ
自分の好きなことをするということは、自分を肯定するということでもあります。
自分の好きなことをしていると楽しいと感じますよね。このままこの楽しい時間が続けばいいのにと思いますよね。
「楽しいと感じる・楽しい時間が続いてほしいと思う」ことは、自分の人生を肯定的に解釈しているということです。
自分の人生を肯定的に解釈しているということは、自分を肯定しているということでもあります。
つまり、好きなことをして楽しい時間を過ごすということは、自分を肯定しているということでもあるんです。
だから好きなことをすると自己肯定感が高まるんです。
だから好きなことはするべきなんです。
でも恋愛依存症の人の中には、「依存に陥っている自分はダメな人間だ。もっと成長するために頑張らなくてはいけない」と思い、好きなことを我慢してしまう人がいます。
好きなことを我慢して、努力することが必要なときがあります。夢を叶えたいとき、テストで良い点を取りたいとき、試合で勝ちたいときなど、好きなことを我慢して、努力する必要があるときがあります。
でも、その努力は常にするべき努力ではありません。ある時期に集中してすべき努力です。
でも依存症の人の中には、常にその努力をしようとしてしまう人がいます。
常にそんな努力をすれば、好きなことをする時間がなくなってしまいます。
そんな努力の仕方は間違っています。
人に人生には、好きなことをする時間が必要なんです。人生を楽しむため、自分の人生を肯定するため、自分を肯定するために好きなことをする時間がぜったい必要なんです。
だから依存症だからといって好きなことを一切やらない生き方はぜったいしないでください。
必ず自分の好きなことをする時間をつくって、好きなことを楽しんでください。
絵を描くことが好きな人は絵を描いてください。ゲームが好きな人はゲームをしてください。漫画を読むのが好きな人は漫画を読んでください。
その行為が自分の人生を肯定することになり、自分を肯定することになり、自己肯定感を高めてくれます。
だから好きなことを楽しむことを忘れないでください。
もちろん、自分を向上させる努力も忘れないでくださいね。
好きなことをするも自己肯定感を高めるには必要な行為。
自分を向上させる努力も自己肯定感を高めるには必要な行為。
だから努力することも、好きなことをすることも、忘れないでください。
どちらも自己肯定感を高めてくれるものなので、やめないでください。
それができれば恋愛依存症をいずれ克服することができると思います。
おわり